タイムライン

タイムラインは、強力なツールです。これを使えば、あなたのアニメーションのコントロールや編集、再生を行うことができます。全てのシーンオブジェクトに対するアニメーション範囲は、水平のウインドウ内に表示されます。全てのアニメーションにとってキーとなるのは、キーフレーム(キー)です。キーには、アニメーション内のある時間に存在している任意のオブジェクトに属する動作(そしてその他の)情報が含まれます。ほとんどのアニメーションにおいては、少なくとも2つのキーの設定を必要とします。あるオブジェクトの属性の値の変更は、これらの2つのキーの間で補間されることになります(つまり、キー1の0°から、キー50の90°までの回転)。そしてそのアニメーションを再生すれば、その動作を確認することができます。これが基本的なタイムラインの機能です。

タイムラインがアクティブな場合は、アニメーションの再生と停止にスペースバーを使用できます(ドープシート、F-カーブ、モーションモードを切り替えるにはTabキーを使用)。

現在アニメートされているものを区別するために、トラックが使われます。簡単に言えば、各トラックが、ひとつのオブジェクトの属性の時間的な変更を表します。これは、位置の単純な変更から、スムーズな回転の変更まで幅広く及びます。またトラックは、複雑な特殊効果を表すこともできます(例えば、脈動やカラーモーフィング、その他多数)。それぞれのトラックには、該当する各キーが含まれます。このキーはいくつでも制限無く作成することができます。

それに加えて、各トラックはそれぞれ独自のFカーブを持っています。これは、各キーの間の補間をコントロールします(オプションのような、補間不可能な属性は除く)。ミニFカーブは、該当するトラックのキーの下で、拡張可能なメニュー内に置かれます。そしてこれはここで編集可能ですが、制限された方法でのみ編集可能です。Fカーブは、Fカーブモードにおいてもっと快適に編集することができます。Fカーブモードにおいては、各カーブがより大きく表示されますので、より簡単に編集することができます。

ミニF-カーブの領域を、底辺をドラッグすることで、縦方向にスケールできるようになりました。

タイムラインを使って作業を行う場合は、Cinema 4Dの新しいレイヤーシステムも役立ちます。アニメートされるオブジェクトと、それらのキー、そしてFカーブだけを可視状態にすることができます。それによって、これらのエレメントだけに限定して行う作業がもっと楽になります。間違えてオブジェクトに変更を加えてしまう状況を回避するために、各オブジェクトをロックすることも可能です。

また、オブジェクトマネージャの強力なフィルタがこのたび統合されましたので、最も重要なものだけに集中して作業することができるように、このフィルタがあなたを助けます。