オブジェクトをベイク
この機能を用いて、かならずしもP、S、Rキーを使わずに(しかしエクスプレッションまたはその他のオブジェクトなどを使って)行う位置、スケールおよび回転の変更は、例えば実際の位置、スケールおよび回転のトラックに変換できます。
このアニメーションが少ない補間キーを使って作成されたものだったり、振動エクスプレッションを介したり、コンストレイント(Alembicオブジェクトも同様に)を使ったとしても関係ありません。どのようにアニメーションが作成されたとしても、この機能がアニメーションフレーム毎に1つキーを作成します。
では、これはどのように役立つのでしょうか? アニメーションをエクスポートしたい場合、それが別のアプリケーションへのエクスポートであっても(例:コンストレイントタグやダイナミックスアニメーションをサポートしない旧バージョンのCinema 4Dへのエクスポート)、あるいはTeam Renderを使ってのレンダリングのためであっても(例:あるアプリケーションの異なるバージョンを含むネットワーク)、この機能を便利に使うことができます。
タイムライン内で、ベイク したいオブジェクトを選択して、そしてオブジェクトをベイク コマンドを実行してください。すると次に挙げる各種オプションを含んだダイアログウインドウが開きます:
ベイク の処理をキャンセルする場合は、キーボードのESCキーを押してください。
オブジェクトがベイク されるべきフレーム範囲を定義するには、これらの設定を使用してください。もしも新しい値が一切入力されない場合には、デフォルトによって、プロジェクトの長さ全体が使用されることになります。
例えばコンストレイントや振動などのタグを使って作成されたアニメーションをベイク するには、このオプションをアクティブ化してください。
ベイク トラックを伴うコピーされたオブジェクトが作成されるべきか、あるいはアクティブなオブジェクトのアニメーションが上書きされるべきかを定義します。
ベイクしたエクスプレッションタグ効果のあるオブジェクトのコピーを作成したい場合、このオプションを使って、エクスプレッションタグを付けてコピーを作成するか、付けないで作成するかを定義します。選択タグや法線タグなどは、フィールドを含んでいるとエクスプレッションタグと解釈されることに留意します。
このオプションが有効な場合、不要なキーフレーム(例: 同じ値が連続したキーフレーム)が削除されます。
もし、このオプションを有効にすると、キーフレームの値が変わったところだけ、キーを作成します。このオプションは、オブジェクトのパラメータアニメーションを除くすべてのアニメーションを連携して働きます。(また、外部アプリケーションによっても評価することはできません)
このオプションが有効の場合、その下に表示されるオプションの全てが焼成されます。オブジェクトによってはすべてを焼成するには時間がかかり、また、PLAを含む数多くのキーが作成される可能性があるため(こちらも時間がかかります)、このオプションを使う時は注意が必要です。
ベイク するパラメータを選択してください。PLAオプションをアクティブにすると、ファイルサイズがいとも簡単に膨大な量になる場合がありますので注意してください。パラメータオプションは、アクティブな状態にあるエレメントの属性マネージャにある全てのパラメータを意味します(ただし座標タブ内にあるパラメータは除く)。
アニメーションされたパラメータは、オブジェクトアニメーションパラメータに対する各素材ファイルフレームにアニメーションキーフレームを生成します。遠く離れて置かれたオブジェクト間では補間はなされません。
Alembicジェネレータの頂点の数と順序は、一定のままにしておく必要がある。
オプションコピーを作成はダイアログウインドウ内で有効にしておく必要がある。