ジェネレータ

ジェネレータメニューには、Cinema 4Dで最も強力なモデリングオブジェクトが並んでいます。その中には、フライングロゴなどを作成する「押し出し」やポリゴンを丸めて細分化する「サブディビジョンサーフェイス」があります。特にサブディビジョンサーフェイスを使うと、キャラクターのような不規則な形状のオブジェクトをスムーズにモデリングできます。

ジェネレータはインタラクティブで、他のオブジェクトを元にしてジェネレータを作成するのです。したがって、この元のオブジェクトの形を変更すれば、ジェネレータ全体の形状をすばやく簡単に変更できます。例えばワインボトルを作る場合を考えてみましょう。スプラインオブジェクトを使ってボトルの片側の断面図を作成し、それを回転オブジェクトの下に入れれば、ジェネレータが自動的に断面を360度回転させ、ワインボトルを生成します。

またジェネレータを使うと、同じ形状のポリゴンオブジェクトに比べて遥に簡単に、しかもきれいに形状を編集できます。例えば、ワインボトルの形状を少し変えたいとしましょう。エディタビューで断面スプラインのポイントやハンドルをドラッグし、形状を変えると、ボトル全体の形状もそれにしたがってリアルタイムに変化します。ボトル全体の形状を見ながら断面を編集できるので、短時間で思い通りの形状にできるはずです。

一般的に、ジェネレータを使ったモデリングはポリゴンモデリングより強力ですが、ポリゴンモデリングの方が適している場合もあります。例えば、押し出しナイフツールを使って細かい形状を編集するような場合です。しかしながら、ポリゴンツールを使うためには、ジェネレータをポリゴンに変換しなければなりません。これを実行するには、ジェネレータオブジェクトを選択し、メッシュ|変換|編集可能にするを選択します。。ただし、ジェネレータからポリゴンへの変換は一方通行だということに気をつけてください。ポリゴンをジェネレータに戻すことはできません。

ジェネレータオブジェクトと階層

サブディビジョンサーフェイスオブジェクトはそのオブジェクトの最初の子オブジェクトのみに作用します。「オブジェクトマネージャ / Cinema 4Dタグ / くさび」を選ばない限り、その子オブジェクトが持つ階層全てにも作用します。

残りのジェネレータオブジェクトは、一番上の階層にあるスプラインのみに従います。さらにジェネレータは、オブジェクトを作成するためにスプラインを必要な数だけ使います。