被写界深度

ヒント:フィジカルレンダラーと共に使用することで、被写界深度の質を向上できます。

Advanced Render の被写界深度フィルタを使うと、画像のシャープさやボケを細かく調整できます。例えば、注目している部分の手前だけをボカしたり、後ろ側だけをボカしたり、また両方をボカすこともできます。シャープな画像から、ボケた画像までの変化の様子は、グラデーションバーを使って簡単に指定できます。さらに、水平線のかなたに見える物体に対して色を加えることもできます。空気遠近法と呼ばれる効果によって、青みがかった部分はより遠くにあるように見えるのです。

Advanced Render の被写界深度効果は、ポストイフェクト(後処理)です。つまり、速く計算できる代わりに、ポストイフェクトに付き物の制約があります。例えば、ボケたオブジェクトが鏡の中に見える場合や、透明なオブジェクトの奥に見える場合、正しくレンダリングされません。

被写界深度効果はポストイフェクトで、レンダリング設定の特殊効果ページから選択できます。この特殊効果ページを使うための一般的な方法については、 Cinema 4D のリファレンスを参照してください。