ベクターモーションブラー
「偏り」の値は、オブジェクト本体に対するブレの位置を指定します。値とブレとの関係は以下のようになります。:
-100%: オブジェクトの後ろにぶれる
0%: オブジェクトの前後に同じだけぶれる
100%: オブジェクトの前にぶれる(ブレが先にある)
また「濃度」の値はブレの濃さを指定します。
「サンプル数」の値は、ブレ計算の精度を指定します。この値を小さくするとざらざらした画質になります。この値を大きくするとなめらかな画質になりますが、その分計算時間も長くなります。
「サンプル半径」の値は、ブレ計算の細かさを指定します。この値を小さくするとブレの中に見えるパターンがシャープになり、大きくするとボケます。
「周辺部を薄く」オプションを選択すると、ブレの周囲が徐々に薄くなるようにベクターモーションブラーが計算されます。その結果、感覚的にリアルなブレを表現できます。
このオプションを選択すると、デフォーマの変形による動きに対してもブレを計算できます。FFDによって動くオブジェクトのブレを表現したい場合にはこのオプションを選択してください。.
もしこのオプションがオンの場合、まさにフレームの開始時点で、シャッターが開きます。そしてこれの継続距離は、画像内 の中心と一致しません。Cinema 4DビデオをRenderManビデオと組み合わせる場合に、このことが関連してきます。
ヒント:モーションブラーの結果を良くしたい場合、VMBとサブフレームモーションブラー(SFMB)を組み合わせることができます。SFMBを小さな値(5回)にして、シャッター開度を 360° 以上にします。VMBは、常にSFMBに影響します。