カメラ デフォーマ

このデフォーマでは、カメラビューの上に重ねたグリッドを基に、オブジェクトを変形させることができます。静止画像を自由に変形させる場合は、カメラビューよりもはるかに便利です。このデフォーマは、それによってオブジェクトのボリュームが変形する点を除き、スミアツールとお考えください。

カメラデフォーマでは、フレームの境界に近付くオブジェクトを伸ばしたり、このデフォーマのポイントにポーズモーフを適用して効果を組み合わせたりすることさえできます。さらに、1つまたは複数のオブジェクト上で、素早い伸縮動作を作成することもできます。

カメラデフォーマを用いるには、それをシーンに追加し、変形対象のオブジェクトの子オブジェクトとしてドロップします。また、複数のオブジェクトにこのデフォーマの影響を同時に及ぼすには、ヌルオブジェクト内の、変形対象のオブジェクトと同じレベルにこのデフォーマを配置します。このデフォーマを選択し、ポイントモードに切り替え、デフォーマのポイントの位置を調整してオブジェクトを変形させます。

カメラデフォーマは、静止画像の格好や形状の最終修正を行う場合に重宝するツールです。また、異なる効果を得るために、アニメーションに用いることももちろん可能です。
別の角度から見ると、変形(ここでは特定のカメラと関連しています)後もオブジェクトのボリュームは保持されていることがわかります。
ヒント 減衰について:カメラデフォーマの座標は現在のビューと関連しているので、その減衰処理は若干異なります。それでも、減衰タブのマニュアルで説明されているとおりに通常の減衰を適用することはできます。ただしその場合は、減衰を移動させるために、デフォーマの位置ではなくオフセットの座標を変更する必要があります。