スキン

スキンオブジェクトは、キャラクターアニメーションのために特別に開発されているデフォーマです。これは、ウェイトタグが割り当てられているジョイントオブジェクトやその他のオブジェクトから、キャラクターメッシュの変形処理を引き受けます。全てのデフォーマと同様に、このスキンオブジェクトも、変形させるメッシュの子でなければなりません。あるいは、オブジェクトグループ内の同じ階層レベルに置かなくてはなりません。

他のデフォーマとは違って、スキンオブジェクトは編集可能なポリゴンオブジェクトと一緒の場合に限り機能します。あるいは、後述の特定のケースにおいてはポイントオブジェクト(つまり、スプラインやFFDなどの、ポイントを含むオブジェクトです)と一緒の場合に限り機能します。

メモ:もしもあなたのキャラクターにサブディビジョンサーフェイスオブジェクトを使っている場合は、スキンオブジェクトは必ずそのキャラクターのメッシュの子にするか、ヌル内のメッシュと共にグループにしなければなりません。そしてこのヌルはサブディビジョンサーフェイスの子にしなければなりません。さもないと、メッシュとスキンオブジェクトが、サブディビジョンサーフェイスの直下にある同じ階層レベルにある場合には、予測していなかった結果を得ることになる場合があります。これはなぜなら、スキンオブジェクトがサブディビジョンサーフェイスに影響を与えることになるからです。

Cinema 4Dの以前のボーンシステムにおいては、ボーンオブジェクトはキャラクターのメッシュの子にしなければなりませんでした。ただし現在は、「スキンオブジェクト」や「キャラクターのメッシュ」とは一切関係なく、シーンの階層内のどこにでもジョイントを配置することができます。これはなぜなら、ジョイント自体はデフォーマではないので、ウェイトタグを介してメッシュにリンクされるからです。