フォース

ガイドとヘアに影響させる、多数の力のタイプ(一般的な重力から、オブジェクト自体によってガイド/ヘアに適用させることが可能な力まで)を定義するために、このタブを使用することができます。さらに、フィールドを用いて、Cinema 4Dパーティクルモディファイアの効果を「含む」あるいは「除外」することができます。

ヘアからヘアへ

右:相互の引力。左:相互の反発。

この設定をオンにすると、反発(プラスの強度の値)または引き合う(マイナスの強度の値)、「チューブの形状の、力のフィールド」を各ガイドの周囲に作成することができます。

ヘアからヘアへは、何に対して使われるのでしょうか?

このマニュアルの少し前の方で紹介したブラシを見てみると、荒毛がサーフェイスに対して全て垂直に立っていることがわかりますが、これではブラシの見た目がリアルではありません。それぞれの荒毛のヘアを少々押し離すために、ダイナミクスタブにある剛体設定と、タブにあるヘアからヘアへ設定を共にオンにしてください。この設定のセットを終えると、ダイナミクスの効果は、下図のような見た目になります:

図中下にあるブラシの方が、見た目がリアルです。

サーフェイスからヘアへ

サーフェイスをヘアに設定をオンにすると、ポリゴンオブジェクトがヘアに対して力を適用させることができるようになります。力を適用するオブジェクトには、ヘア衝突タグが割り当てられていなければなりません。オブジェクトによって適用される力は、ヘア衝突タグにおいて定義されます。

重力[-∞..+∞]

これは基本的には、地球での暮らしにおいて皆さんにお馴染みの、一般的な力です。デフォルトによって、この設定にはマイナスの値(ワールド座標系における、-Y)が入力されています。これはつまり、重力は(重力に反して上向きに)上がるという状況を引き起こすことはないということです...

ヘアからヘアに

半径[0..+∞m]

各ガイドの周囲にある「力のフィールド」。

この半径は、各ガイドの周囲にある仮想チューブを表しています。このチューブには、他のガイドに影響を与える「調整可能な減衰」を伴う、"力の効果”が備わっています。

強度[-∞..+∞]

「ガイドの周囲で放射状に放たれる、力の強度」を定義するには、この設定を使用してください。減衰設定で定義された通りに、この強度は減少していきます。そしてこれは、定義された半径の外側においては一切効果を持ちません。プラスの値の場合は反発し、マイナスの値の場合は引き合います。

最大強度[-∞..+∞]

この設定は、適用させる強度の量を制限することによって、ヘアが"爆発”しない状況となるように確実にします。例えば2乗の減衰は、ダイナミクスをその限界を超えて酷使します。なぜなら半径0のところにおいて、減衰は無限だからです。最大強度設定は、適用させた力が妥当な制限の範囲内にとどまるようにします。

減衰

カスタム

減衰タイプ:定数、線形、2乗、立方体。

「ガイド」と「半径設定で定義された、効果の半径」の間の減衰を定義するには、この関数グラフを使用してください。オリジナルの減衰を定義するには、カスタムオプションを使用してください。

フォース オブジェクト

モード

フォース

もしも、その他の力がヘアに影響を与えるようにするには(例:Cinema 4Dパーティクルモディファイア)、これらのオプションを使用してそれらを「含む」あるいは「除外」することができます。

その操作を行うには、該当するオブジェクトをフィールドに入れて、含むあるいは除外オプションのいずれかを選択してください。