LOD

全般

LOCオブジェクトは、様々な基準でオブジェクトの描写に影響します(例えばカメラの距離)。例えば、境界ボックスとして、あるいはほとんどのポリゴンを隠して描写できます。シンプルなオブジェクトを、より複雑なオブジェクトに置換することもできます。いくつかのオプションがあります。

シーンはオブジェクトや詳細の数で非常に複雑になります。単純にビューのフィールド内に入らない、またはオブジェクトの詳細が見えないような遠くにあるために、カメラがシーンの詳細を全て描写できる場合は非常に稀です。LODオブジェクトを使うと、品質を下げて表示あるいはレンダリングするのに必要な条件だけに合ったオブジェクトを表示できます。

一般的に、ビューポートでもレンダリング中でも、LODオブジェクトはワークフローをスピードアップします。負荷のかかっているシーンは簡単に扱いやすくなります。LODオブジェクトの多くのオプションを、このセクションで説明します。

使用

オブジェクトがLODオブジェクトの影響を受けている場合、LODオブジェクトの子オブジェクトを作成します。例えばクローナーオブジェクトで複製が作られるたオブジェクトがLODオブジェクトの設定に従うと、クローナーオブジェクトはLODオブジェクトの子オブジェクトになります。選択したLODオブジェクトの現在のLODレベルが、ビューポート(ビューをレンダリングすると定義されていた場合)HUDに表示されます。

ヒント:LOD機能全体が(詳細レベル)、LODオブジェクトとは独立して実行されます。

デフォルトでは、LOD設定だけが、ビューポートの表示に影響します。レンダリングは常に、フル詳細で実行します。しかし、シーンの削減したバージョンのレンダリングに変更できます。

ヒント:ここでの留意点は、オブジェクトタブの設定はほとんど、テイクシステムでサポートされていないということです(つまり、テイクで上書きされません)。
ヒント 2:どのケースでも、ワークフローはスピードアップしません。オブジェクトの置換や削除には時間がかかります。シーンや使用するハードウェアによって、LODはワークフローを遅くすることもあります。