ステージオブジェクト
ステージオブジェクトは、映画監督のようにシーンに指示を出し、カメラや環境を構成するオブジェクトを切り替えます。
ステージオブジェクトを使うと、例えば、シーンの要所要所に複数のカメラを作成し、あるフレームでカメラAを別のカメラBに切り替えてレンダリングできます。
また、カメラと同様に空や前景、背景、環境などのオブジェクトを切り替えることもできます。
カメラ、空、前景、背景、環境などのオブジェクトをステージオブジェクトに登録するには、それらのオブジェクトを、オブジェクトマネージャからステージオブジェクトの対応するボックスにドラッグ&ドロップしてください。
オブジェクトマネージャにおいて、その他の全てのオブジェクトに対して実行できるように、ステージオブジェクトに対しても緑色のチェックマークと赤色のxマークを使ってそれぞれアクティブ/非アクティブな状態に切り替えることができます。これを使えば、例えば、アニメーションが1つのカメラから別のカメラに切り替わっても、ステージオブジェクトの既に定義したカメラを使用することなく、あらゆる角度からシーンをレンダリングすることができます。
シーンで使用するオブジェクトを切り替えるには、切り替えたいフレームでステージオブジェクトにキーフレームを打ち、アニメーションを設定します。
- まず、アニメーションを開始するフレームにタイムスライダを移動します。そして最初に使うカメラを、オブジェクトマネージャから、属性マネージャに表示されているステージオブジェクトの対応するボックスに、ドラッグ&ドロップします。
- 属性マネージャで、パラメータ名カメラの横にある「○」印をCtrl-クリックします。これで、最初のフレームに、最初のカメラを含んだステージオブジェクトのキーが作成されました。
- 次に、タイムスライダを、カメラを切り替えたいフレームまで移動します。そして2番目のカメラを、オブジェクトマネージャから属性マネージャに表示されているステージオブジェクトの対応するボックスに、ドラッグ&ドロップします。
- 属性マネージャで、カメラの横にある「○」印をCtrl-クリックします。これで、そのフレームに、2番目のカメラを含んだステージオブジェクトのキーが作成されました。
- この状態でアニメーションを再生してみると、まずエディタビューには最初のカメラからのビューが表示され、2番目のキーを設定したフレームを越えた瞬間に、2番目のカメラからのビューに切り替わるはずです。