ボリュームフィルタ

ボリュームフィルタの一般情報

ひとつのセクションで、さまざまなフィルタがすべて説明されていますが、驚かないでください。これらは、同じオブジェクトで、それぞれの設定が異なるだけです。

ボリュームフィルタとは何でしょうか?まずビットマップを考えてください:(RGB)値を持つピクセルで作られています。例えば、Photoshopには変更に使うフィルタがあります。ボリュームフィルタはこれと類似の働きをします:ボクセルが3Dスペースでアレンジされたピクセルとして表示されると、ボリュームフィルタができることは、ボクセル値の変更だけです。

一方、PhotoshopやCinema 4Dは両方とも、ぼかし(ガウス)機能のあるフィルタを持っています。

上記の類似性を継続すると:Photoshopでは、フィルタ機能を選択すると、フィルタ効果がマスクされます(特定の領域への制限)。Cinema 4Dでも同じです。しかし、これは選択ではなく、ボリュームフィルタの効果をどこにするかを定義する"フィールド"タブにフィールドを置くことにより実行されます。

例えば、ボリュームフィルタを使って、スムーズにしたり収縮/膨張を行います。

ヒント::ボリュームフィルタが正しく働いていないという印象があるときは、働いているフィルタに充分なボリュームが使われていることを確認してください。ボリュームタイプ SDFについては特に、最初はオリジナルのポリゴンサーフェイス周辺の薄いレイヤーだけでボリュームは作られています。これと組み合わせた、しだいに増加するボクセル範囲に留意します。

ボリュームベクトルには、ベクトルの方向に関係する特殊な設定がいくつかあります。

ボリュームフィルタが働くには、以下のどちらかが必要です:

ボリュームビルダーのオブジェクトリストにドラッグする(リストで上にアレンジされたエレメントに常に影響する)、またはそこに作成する、または該当する作成ボタンを非表示リストエレメントとして使う(少ない設定が可能)

または

オブジェクトマネージャでデフォーマとしてアレンジする - 可能な場合はOpenVDBオブジェクトの子オブジェクトとして(例えばボリュームビルダーまたはボリュームオブジェクト/ボリュームセット)。

スムーズフィルタ

左から右にぼかし(ガウス)が増加。 内部エッジに留意。

スムーズフィルタは、ボクセルト値のランジションをぼかします。ボクセルAは値が0で、隣のボクセルは値が1と考えます。スムージングを適用した後、この値はおそらくそれぞれ0.4と0.6に変更されます。急なトランジションはぼやけます。可視効果は、シャープなエッジに丸みがつくことです。

スムーズフィルタは、ボリュームベクトルと似た働きをします。お互いに隣接するベクトルと方向を合わせ、その結果よりスムーズになり、異常な方向の流れが少なくなります。

左側は初期ベクトルフィールド、右側はスムーズフィルタ付き

拡張と侵食

左から右に、小ネガティブオフセットとポジティブオフセット (フィルタタイプを球体減衰のある 膨張 / 収縮 に設定).

サーフェイス法線に沿って様々な方法でリシェイプフィルタオフセットサーフェイスを置くだけです。内部的には、フィルタの影響を受けるエリアで、ボクセル値が増減します。