投影

「投影」は非常に強力な機能です。このツールを使うと、オブジェクトの表面にスプラインを投影できます(つまり押し付けたり、巻き付けたりできます)。

この機能は、オブジェクトをサーフェイスに沿って簡単に動かせます。たとえば、とても荒れた地形にオブジェクトを交差させて動かすのはとても大変です。投影機能を使えば簡単にできます。まずは、スプラインパスを上面ビュー(スプラインオブジェクトを参照)から作成して、上から下に投影します。スプラインは、荒れたサーフェイスに沿って正確に作成されます。後はオブジェクトをこのスプラインに沿って動かせば完成です。( スプラインに沿うエクスプレッション

ヒント:スプラインスムーズ(既存のスプラインに対してサーフェイスへの投影をインタラクティブに行えます) ツールやスプラインスケッチツール(スナップ機能を同時に使うことで、スプラインをオブジェクトのサーフェイスに沿ってペイントできます。)も使えます。

投影ツールを選択すると、投影方法を指定するダイアログが表示されます。Cinema 4Dは、シーンに表示されている全てのオブジェクトにスプラインを投影します。もしオブジェクトの特定の部分を投影の対象から外したい場合は、その部分のポリゴンを不可視にして下さい(選択 / 選択エレメントを隠す)。投影されるオブジェクトは、プリミティブ、ジェネレータ、メタボール、パーティクルなど何でも構いません。

投影ツールを実行すると、スプラインに含まれる各ポイントはそれぞれ投影方向に移動され、オブジェクトにぶつかるとそこで停止します。もし、投影方向にオブジェクトが存在しなかった場合は、元に位置に戻ります。スプラインのタイプがベジェの場合は、接線ハンドルも可能な限り面に沿うように調節されます。

「投影」によって作成されるスプラインの精度は、2つの要素によって左右されます。一つは投影するスプラインのポイント数です(ポイントの間隔より細かい凸凹は表現できません)。もう一つは、投影されるオブジェクトのポリゴンの細かさです。また、投影ツールを使う場合は、なるべく投影面が垂直に見えるような角度から投影し、スプラインのタイプをベジェに変えて下さい。