選択フィルタ
このメニューを使うと、ビューポートでどのタイプのオブジェクトを選択できるか選ぶことができます。(デフォルトでは、すべてのオブジェクトタイプが選択可能です)
選択を有効にすることでそのタイプのオブジェクトが選択できるようになり、オフにすると選択されないようになります。
これらのオプションは、大きなプロジェクトで作業する場合にとても便利です。ライトやカメラ、ジョイント、ポリゴンオブジェクト、スプラインが数百あるようなシーンで、ポリゴンオブジェクトの作業を行なっている場合、でポリゴンオブジェクト以外のオブジェクトを全てオフにして他のタイプのオブジェクトをビューポートで選択できないようにすれば、ポリゴンオブジェクトだけを簡単に選択できるようになります。
自分で設定した選択オブジェクトの名前も、ここのリスト表示されるので、選択オブジェクトで設定しているオブジェクトを簡単に選択できます。
選択ツール
このツールを使うと、あるタイプのオブジェクトや、あるタイプのタグをまとめて選択できます。例えば、シーンにあるライトを全て選択したり、ヌルを全て選択したり、あるオブジェクトに適用されているテクスチャタグを全て選択したりできます。このコマンドを選択すると、「ツール選択」ウインドウが表示されます。さらにこのウインドウには、「オブジェクト」ページと「タグ」ページがあります。
例えば、室内に多数のライトが配置してあり、その明るさを同時に変更したいとしましょう。まず、選択ツールの中で「ライト」を選択すると、シーンにある全てのライトを選択できます。次に、オブジェクトマネージャで太陽など関係ないライトの選択を解除します。そして属性マネージャで明るさを変更すると、室内にあるライトの明るさを一回の操作で変更できます。同様にして、編集が終わった後で全てのデフォーマを選択し、非表示にするとか、全てのターゲットエクスプレッションを選択し、一つのターゲットを与える、といった編集をすばやく実行できるのです。
それぞれのオプションには、「チェックあり」、「チェックなし」、「半分チェック」の3種類の状態があります。オプションの状態を変えるには、そのチェックボックスをクリックして下さい。「チェックあり」にすると、そのタイプのオブジェクトは全て選択されます。もう一度クリックして「チェックなし」にすると、全ての選択が解除されます。下図は「オブジェクト」オプションにおける3種類の状態を表わしています。
チェックなし: ポリゴンオブジェクトは全く選択されていません。
チェックあり: 全てのポリゴンオブジェクトが選択されています。
半分チェック: いくつかのポリゴンオブジェクトが選択されていますが、全てではありません。
オブジェクトマネージャなどで一部のオブジェクトの選択を追加したり、選択を解除すると、「半分チェック」の状態になります。この場合、そのタイプに属するオブジェクトの一部が選択されていることを表わします。チェックボックスをクリックすると、全てのオブジェクトの選択が解除され、もう一度クリックすると、全てのオブジェクトが選択されます。
選択ツールを使っている場合でも、エディタやオブジェクトマネージャでオブジェクトの選択を追加したり解除するのは自由です。そして選択状態が変わると、選択ツールの表示も自動的に更新されます。
選択されたオブジェクトに限定
このオプションを選択すると、現在選択しているオブジェクトに適用されているタグだけが選択の対象になります。外した場合は、シーンに存在する全てのタグが選択の対象になります。例えば、シーンには一般的に多くのテクスチャタグが存在しますが、その中でテキストオブジェクトに適用されているテクスチャタグだけを選択し、編集したいとします。この場合は、まずオブジェクトマネージャで全てのテキストを選択し、次にタグページでこのオプションを選択し、「タグ」のオプションをチェックしてください。また、他のタグオプションが選択されていた場合には全て解除してください。この結果、テキストに適用されているテクスチャタグを全て選択できます。他のタイプのタグや、他のオブジェクトのテクスチャタグは選択されません。