フィジカルスカイ

フィジカルスカイ

空を作成

空を作成するには、次に挙げる手順に従ってください:

••インターフェイスの上部にあるメニューから、作成 / フィジカルスカイ / フィジカルスカイを選択してください。

••オブジェクトマネージャで、この新しく作成したフィジカルスカイをダブルクリックしてください。天候プリセットを読み込みボタンをクリックして、メニューから使用可能な空を1つ選択してください。

••必要に応じて、シミュレーションが行われる日時を入力してください(「ビギナー」タブの時間設定)。そして都市の設定において、シミュレーションを行う場所に最も近い都市を選択してください。これによって、シミュレーションの中に存在する太陽の位置が、確実に定義されました。

••希望に応じて、雲を作成することも可能です。これを実行するには、フィジカルスカイマネージャ内にあるのオプションをオンの状態にしてください。

以上で、最も重要な属性である「2Dの雲を伴う空」と、「太陽」が作成されました。

現在すべての追加の特殊効果は、フィジカルスカイマネージャでセットすることができます。「オブジェクト」タブ内でモードを上級にすると、フィジカルスカイが提供するすべての特殊効果にアクセスすることが可能になります。

フィジカルスカイは多数の「天候」と「空」の特殊効果をシミュレートすることが可能です。

その種類は次の通りです:

•雲(2Dと3D)

•太陽系の星と惑星

•虹

•フォグ(霧)

•太陽光線

フィジカルスカイは、どの光源を使うのでしょうか?

フィジカルスカイを選択した後に、内部の光源が自動的にシーンに配置されます。これらの光源に対する編集においては、いくらかの制限があります。

その光源は次の通りです:

•空が放射する光をシミュレートする、半球の大きなエリアライト。この光源の色は、空(雲が無い状態)の色の平均値です。そしてこれは一切影を落としません。もしもGIを使う場合は、これはオフになります。

太陽と月の光源は、あなたのオリジナルの光源と差し替えることが可能です(太陽タブをご覧ください)。

見た目が適切になるように、光源を配置することは当然可能ですが、これらの光源は、Skyの特殊効果に影響を及ぼしません。よくあることですが、このルールにもひとつの例外があります:あなたのオリジナルの光源を使って、ボリュームの雲を照らすことは可能です(ボリュームメトリックタブをご覧ください)。

雲をすばやく作成する

ボリュームの雲に適用させる、使いやすい形状をすばやく作成するには、次の手順に従ってください:

•球体プリミティブを作成して、これを編集可能にしてください(Cキー)。

•雲を作成(作成 / フィジカルスカイ / 雲)して、そして転写機能(ツール / オブジェクト配列 / 転写)を使って球体を雲の位置にセットします。そしてご希望のサイズに雲をスケールしてください。

•球体を、Y軸に沿ってのみスケールして、これを平らにしてください。

•ポイントモードに切り替えて、メッシュ / ポイントの値を整列を選択してください。このツールの属性マネージャにおいて、「全て」のオプションでシワ加工(放射状に)を選択し、「値」に値を入力してください。すると、球体のポイントがランダムに、放射状に分散します。

•球体を、雲オブジェクトの上にドラッグしてください。そして雲オブジェクトをSkyオブジェクトの子にしてください。そうすると、次の図にあるような画像が出来上がったはずです:

フィジカルスカイとPyroCluster

フィジカルスカイとPyroClusterはともにボリュームの特殊効果ですから、これらを一緒に使用すると問題が生じる場合があります。なぜならこれはどちらも環境オブジェクトを使っているからです。

ボリュームの雲がカメラの視線内に位置していて、なおかつPyroClusterのボリュームトレーサの前にある場合、あるいはこれと逆の状況において、特に問題が生じます。

この状況を回避するためには、立方体をPyroClusterのボリュームトレーサに割り当てください。するとこれがPyroClusterのボリュームを計算します。

ですが、何としても確実に避けなければならないのは、ボリュームの雲がPyroClusterの雲と、空間的に重なり合う状況です。これには一切対処することができません。

制限

フィジカルスカイは、マルチパスで書き出すことができません。