メモリ

取り消し回数[1..10000]

連続して元に戻すことのできる変更の最大数です。

なお、アンドゥのステップには、計算により多くの時間がかかるものもあります(オブジェクトの複製、オブジェクトを編集可能にする作業、オブジェクトの作成など)。

アニメーションマテリアル (MB)[1..10000]

Cinema 4Dがアニメーションプレビュの計算に割り当てるメモリの最大量を定義します。

変位 (MB)[1..10000]

はじめに、技術的背景を簡単に説明します。Cinema 4Dはサブポリゴン変位をレンダリングする際に、内部で何億ものポリゴンを計算する必要があります。その際に、内部キャッシュは、ハードウェアが許可する容量よりも大きくなります(メモリを大量に使う変位サンプルは当然、キャッシュされる必要があります)。このような理由から、サンプル全体から一部のみがキャッシュされます。コンピュータの貴重なメモリをこの目的のためにどのぐらい使用するべきか、ここで定義します。

低い値(レンダリング時間が長い)と高い値(レンダリング時間が短い。非常に高い値である場合はCinema 4DがRAMを使用して起動し、その結果、レンダリング時間が増加します)の間で、決定する必要があります。

一般に、通常の使用にはデフォルト値で十分です。極端なサブポリゴン変位の場合は、レンダリング時間が急激に増えるので、この値を最適化して問題を修復します。

テクスチャの取り消し (MB)[1..10000]

テクスチャのビットマップ画像への変更を元に戻すための、BodyPaint 3Dが確保しているRAMの最大量を定義します。

最小取り消し回数[1..1000]

必要とするRAMにかかわらず元に戻せる、RAMに格納する変更の最小数量を定義します。このパラメータは、最大メモリ使用量よりも優先されます。

メモリ (MB)[50..2147483647]

この設定を使用して、画像ビューアーの統合されたRAMプレイヤーが使用できるメモリの量を定義します(RAMプレイヤー も参照のこと)。この値がCinema 4Dと並行して実行中の他のアプリケーションを損なうほど高く設定されていないように、必ず確かめてください。

レンダリングバケットを表示

レンダリング中にレンダリングバケットを表示するかどうか定義します。このオプションを有効/無効にしても、レンダリング自体には影響はありません。

ハードドライブ (MB)[50..2147483647]

無制限

レンダーキューが割り当てられたメモリを使い切ると(前出のパラメータメモリ(MB)を参照)、続いてレンダリングされた画像がハードドライブのユーザーディレクトリに自動的に保存され、Cinema 4Dが終了するまで一時的に格納されます。アニメーションの長さによって大量のハードドライブ容量を必要とするので、使用できる容量に制限を定義することができます。ただし、この値は、ユーザーに警告するためだけのものです。ハードドライブが満杯になっても、画像のレンダリングは続行されます。

進行状況バーがレンダーキューの右下に表示され、割り当てられたハードドライブ容量がどれだけ使用されているか示します。使用量が最大になると、バーの色が赤に変わります。

無制限オプションが有効の場合はこの進行状況バーは表示されず、ハードドライブ容量がどれだけ使用されているか、ユーザーには知らせません。

キャッシュ先

通常は、新規にレンダリングした画像(特定の保存パスは定義されていません)は「prefs/pv」フォルダ内のユーザーディレクトリにキャッシュされます。画像を別の場所にキャッシュしたい場合は、ここでパスを定義することができます(画像は「pv」という名前のフォルダに置かれます)。このフィールドが空の場合は、ユーザーディレクトリへのデフォルトパスが使用されます。

メモリ (MB)[1..2147483647]

スカルプト機能には、多くのオブジェクト分割数と、それに応じて大きなメモリの使用が必要になるため、この設定を、メモリの限界を指定するのに使うことができます。Cinema 4Dは、次の分割数がこの限界を超える場合に警告を表示します。この機能は、コンピュータのメモリ限界を分割プロセスがあっという間に超えてしまい、ハードドライブメモリがタップされるとコンピュータ全体の動作が停止してしまうことを防ぐためのものです。

この値をお手持ちのコンピュータに合った値に設定してください。例えば、コンピュータのメモリがRAM12GBであれば、この値を10GB に設定すると良いでしょう(メモリ消費の大きい他のアプリケーションを同時に作動する場合を除きます)。

この警告は無視することができ(クリックするだけ)、強制的な限界値ではありません。

モーショントラッカー

モーショントラッカーオブジェクトがビデオ全体をRAMに取り込むとスムーズに再生できます。ビデオは非圧縮の状態になるため、膨大なRAMを消費します。そのため、モーショントラッカーに対するRAM割当量を指定できるようになっているのはこのためです。

最大フッテージキャッシュ (MB)[10..2147483647]

ここで、モーショントラッカーが使えるメモリの最大値を設定できます。この値を超えることがありませんが、自動的に使い果たすこともありません。モーショントラッカーは、必要な分しかメモリを使用しません。

最大システム使用 (MB)[10..2147483647]

この値は、モーショントラッカーが、他のシステムのプロセスのために予約する最小値を設定します。これは、間違って最大フッテージキャッシュの値が高く設定しすぎたときに、コンピュータがフリーズしてしまう事を防ぎます。