法線タグ

法線タグは、シェーディングの計算に役立つ頂点法線(以下簡単に法線と表記)を定義します。Cinema 4Dは通常、Phongタグを使って計算します。Phong タグが作成されると、頂点法線が法線タグから読み込まれます。

どのタグがあるかによって、以下を適用します。

Phong タグだけ:Phong タグは、隣接するポリゴンの角度を基準にして、頂点法線の方向をコントロールします。定義したしきい値以下の角度(Phong 角度)では、頂点法線は隣接するポリゴンの中央値に設定され、ビューポートやレンダリングでのサーフェイスの印象をスムーズにします。角度が定義したしきい値より大きい場合、各頂点法線は隣接するポリゴンのポリゴン法線に設定され、レンダリングすると可視エッジが表示されます。

Phong タグ/法線タグ: 法線タグがある場合、このタグに保存されている頂点法線を使用します。Phong タグ自身の設定は、頂点法線の方向には影響しませんが、評価のために必要です。Phong タグは、正しく機能するために常に法線タグに必要です。

ヒント:法線タグは、サブディビジョンサーフェイスやデフォーマのようなジェネレータとの組み合わせでは働きません。シェーディングエラーが起きます。

法線タグには主に、以下の機能があります。

インポートしたCAD モデル

多くのNURBSモデラーでエクスポートされるメッシュは、比較的低クオリティであり、シェーディングではエラーと認識されます。一部のモデラーでは、オプションとして「頂点法線」の埋め込みが可能です。(この法線はポイントごとに存在し、サーフェイスによってはポイントごとに複数存在することがあります。)これは、もっぱらオブジェクトを適切に表示·レンダリングするためのものです。

法線タグは、ポイントレベルでの編集やデフォーマが使用されると非常に敏感に反応します。このシェーディングがアーティファクトを作成します。

法線は構造マネージャ内に数値(モード|法線)で、またはビューポート内の頂点法線オプションを使い表示できます(しかし、多くの場合平均化された数値で示されます)。