モデリング軸

モデリング軸は、モデリングの段階で使用するためにデザインされています。ポリゴンオブジェクトがポイントモード、エッジモードそしてポリゴンモードの状態にあるときに、使うことができます。

このモデリング軸タブは、次にあげる各ツールで使うことができます。移動スケール回転ライブ選択長方形選択投げ縄選択ポリゴン選択範囲

モデリング軸の位置や方向をエディタビューで直接調整できます。

以下にあげる「軸」と「向き」の設定は、コンテクストメニューからアクセスすることもできます。モデリング軸の上で、右クリック(Windows)、またはCommand-クリック(macOS)してください。
ヒント2:軸を有効モードによって下記の機能のいくつかを実行できます。このモードでは、モデリング軸を一時的に変更することもできます。
ここで説明するモデリング軸の設定は、新規に選択するエレメントに影響します。

モデリング軸の位置を定義します。選択するモードによってモデリング軸の位置は次のように定義されます。 :

ワールド

ワールド座標系の原点。

オブジェクト

モデリング軸が、オブジェクト欄で指定したオブジェクト軸に設定されます。オブジェクト欄が空いている場合は、現在選択されているオブジェクトが使われます。

選択

選択したエレメントの中心。

ルート

階層のルートにあるオブジェクトの原点。

親オブジェクト

選択したオブジェクトに直近する親オブジェクトの原点。

境界

選択したオブジェクトにぴったり合致する、隠された範囲ボックスの中心。X、Y、Zスライダを使って、この範囲ボックスの中心からモデリング軸の位置をオフセットさせることができます。

ポイント

全てのオブジェクトポイントの中心(選択されていないポイントも含む)。

カメラ

カメラビューの中心。

フリー

もし、モデリング軸を回転もしくは移動ツールで自由に動かすと、Cinema 4Dは自動的にこのモードになります。

向き

モデリング軸の向きを定義します。選択するモードによってモデリング軸の向きは次のように定義されます。

回転軸

軸の設定で定義されます。つまりあなたが選択した「軸」の設定(上記参照)が、モデリング軸の向きもコントロールします。

ワールド

オブジェクト

ルート

親オブジェクト

それぞれワールド軸、オブジェクト軸、階層のルートにあるオブジェクトの軸、選択したオブジェクトに直近するオブジェクトの軸の方向となります。

法線

選択したポリゴンの法線の平均方向(ポリゴンのモデリング軸自体は、そのZ軸を向く)。

カメラ

カメラの方向。

変更を維持

このオプションを選択して、モデリング軸を移動または回転させると、一時的にモデリング軸はその変更を加えた位置にとどまります。例えば、ある軸をオブジェクトの方向に移動させるとします(このモードではモデリング軸はオブジェクトの原点に位置します)。いくつかポリゴンを選択し、軸の矢印の頭をドラッグしてそれらのポリゴンを新しい位置へ移動させますこの場合ポリゴンを新しい位置へドラッグしている間、モデリング軸はポリゴンと一緒に移動します。もしこのオプションを選択していれば、モデリング軸はあなたがマウスのボタンを離した地点へ移動します。このオプションを選択していなければモデリング軸はマウスのボタンを離したとたんにオブジェクトの原点に戻ります。

法線に沿って

このオプションを選択すると、選択されたポイント、エッジそしてポリゴンはそれぞれの法線の平均方向に沿ってスケールおよび回転されます。

知っておくべきこと:

オブジェクト

あるオブジェクトの方向に移動させる場合、オブジェクトマネージャからあらゆるオブジェクトをドラッグしてこのボックスにドロップすることができます。モデリング軸はこのドラッグしてきたオブジェクトの原点に位置します(そして、「向き」で「オブジェクト」を選択している場合は、そのオブジェクトの座標軸系と同じ方向になります)。

X[-100..100%]

選択または境界モードでこれらのスライダを使って、モデリング軸をオフセットすることができます。

Y[-100..100%]

選択または境界モードでこれらのスライダを使って、モデリング軸をオフセットすることができます。

Z[-100..100%]

選択または境界モードでこれらのスライダを使って、モデリング軸をオフセットすることができます。