タグの属性
この設定は、隣接するサーフェイスとの角度が何度のときにスムーズにするか設定します。これを使う場合、角度を制限オプションをオンにして、角度を入力して下さい。
下に並んだ円柱は、この角度を制限オプションの働きを表しています。最初の円柱は角度を制限していないため、左はエッジを含む全てのエッジがスムージングされていて不自然です。中央の円柱はスムージング角度を89.5°に制限しているため、上端のエッジがシャープに表現され、自然に見えます。右の最後の円柱はスムージング角度を与えていないため、全てのエッジがシャープに表現され、スムーズではありません。
Cinema 4Dは、各ポリゴンの法線の向きが正しくそろっていると仮定してスムージングを計算します。したがって、もし法線の向きがばらばらだと、不自然な影が生じます。Cinema 4Dに含まれるプリミティブオブジェクトは、法線の向きが全てそろっているのでこのような問題は生じません。
このオプションが選択されている場合、オブジェクトのエッジを選択し、メッシュ / 法線 / シャープエッジにするを選択すると、そのエッジはシャープにレンダリングされます。この場合、スムージング角度の値に関係なく、そのエッジはスムージングされません。
ただし、シャープエッジが働くには条件があります。つまり、周囲が連続したポリゴンで囲まれている必要があります。 (シャープエッジにする – メニュー) 例えば、下図で「エッジA」と「エッジB」にはシャープエッジが指定されています。エッジAは連続したポリゴンに囲まれているので、シャープに表現されますが、エッジBは囲まれていないのでシャープになりません。
シャープエッジの効果は、Phongタグの中にあるシャープエッジを使うオプションを使ってコントロールできます。
また、このシャープエッジは、「押し出し」、「回転」、「スイープ」の各ジェネレータオブジェクトが生成するフィレット部分にも自動的に指定されます。ただし、シャープエッジに指定されるのは、ベジェスプラインでハンドルの長さが0になっているポイントだけです。この違いを確認するには、まず押し出しオブジェクトとテキストスプラインを使って3Dテキストを作成し、これにフィレットを指定して下さい。次に、Phongタグを選択し、シャープエッジを使うオプションを外してみて下さい。
現在Phong タグで定義されている頂点法線から法線タグを作成したい場合、このボタンをクリックします(法線タグも参照)。
法線タグが既にある場合は、このボタンはグレイアウトします。Phong タグがプリミティブまたはジェネレータに設定されている場合も、グレイアウトします。