基本属性

これらの設定に対しては、次のことが当てはまります:これらはそんなに目立つ存在ではないように見えますが、ぜひとも時間を作ってこれらの機能を試してみるべきです。ただし基本的には、指数関数HSVモデルのオプションはオンの状態にしておくべきです。画像を微調整するには、暗部を増感/明部を増感オプションを使ってください。

指数関数

左:指数関数がオフの場合。 右:指数関数がオンの場合。

色の分散が、指数関数的に調整されます。線形的(オプションがオフ)には調整されません。

上の図では、非常に明るいマテリアルが、小さな平面に適用されています(発光マテリアルチャンネル:明るさ=1,200%)。図の左側では、照明マテリアルの付近において、赤色の平面があまりにも強く照らされています(この様子はバーンアウトと呼ばれています)。図の右側においては、指数関数的な調整の結果、赤色の平面上に滑らかで調和の取れた色の広がりを見ることができます。

HSV モデル

もしもこのオプションがオンの場合、HSVモデルの色が変換され、V(明るさ)コンポーネントのみが影響を受けます。これらの色は同一のままです。ですから例えば、濃い青色が紫色に変わることはありません。

背景も影響

例えば空または背景オブジェクトのような、「背景」(もしも背景が存在する場合)に対してカラーマップが影響を与えるかどうかを、ここで定義することができます。

暗部を増感[0.00..1000.00]

明部を増感[0.00..1000.00]

「暗い色」と「明るい色」を、「強める」かまたは「弱める」かを、基本的にこの設定で定義します。

次に挙げる図では、この両方の設定に様々な値を入力した場合のサンプルを、多数ご紹介しています。当然のことですが、これらと同じ値をあなたのシーンで使ったとしても、その結果がこの図中の画像における結果とは同じにならない場合があります。「異なる値を適用させた場合には、どのような見た目になるのか」というイメージを得るための、あくまでも参考として、これらの画像をご覧ください。

左側にある各画像に対して、その右側に、異なる値を入力した場合の画像を表示。