
詳細
この設定は、カメラの表示角度と垂直方向にある切断面を定義します。この切断面の手前(ニアクリッピング)または後ろ(ファークリッピング)でレンダリングされるオブジェクトが切断されることになります。この設定は、オブジェクトを切断する上で理想的な設定です。ただし、これらのオブジェクトは、ほとんどの効果の付いたレンダラーに対しては閉ざされたままになりますのでご注意ください。影を落とす光源は、このようなオブジェクトの内部を照射することはできません。
ファークリッピングを用いる時は、背景を使って、デフォルトで黒のシーンの裏側の切断された領域にあるオブジェクトのレンダリングを避けることができます。
このクリッピング値を使って、カメラから定められた切断平面までの距離を定義します。
ビューポートのカメラ表示コーンを有効/無効にします。
これらの設定を使う目的は2つあります。
色深度マルチパスチャンネルをレンダリングする際に、通常の直線グレースケールグラデーションが微調整するため。例えば、一定の色深度から始まるよう定義することが可能です。
物理的に正確でない被写界深度(フィジカルレンダラーで物理的に正確な被写界深度を計算する際には、カメラのF値 (f#)、フォーカス距離、フォーカス距離などを使います。上記のパラメータについては、標準レンダラーでマルチパスレンダリングのデプスを適用する場合のみ使用します)を定義するため
被写界深度値を使って、画像のどの部分にフォーカスして、どの部分にフォーカスしないかを定義します。後側の領域(DOF後側)、手前の領域(DOF手前)のどちらもぼかすことができます。これに対応して、前景のオブジェクトか背景のオブジェクトに、それぞれぼかしがかかります。シーンの中央領域にフォーカスすることもできます。この場合、前景のオブジェクトにも背景のオブジェクトにもぼかしがかかります。両方のオプションが無効の場合、カメラは設定前の状態で作動します。つまり全てのオブジェクトがフォーカスされます。