Team Renderトラブルシューティング

Team Renderリストにコンピュータが1台も表示されない

問題: Team RenderリストにBonourがインストールされているのにもかかわらず、コンピュータが表示されない。

ソリューション:

両方のコンピュータ（サーバーとレンダークライアント）が物理的に接続されているか、ネットワーク（LAN）に接続されていることを確認してください。
••一般設定メニューでBonjourを通じてサービスを通知オプションもしくはローカルネットワークにサービスを通知が有効になっていることを確認します。
Windowsの場合: システムファイアウォールの再設定を行ったり、第三者ファイアウォールの接続ルールが不適切であったりすると、BonjourやCinema 4Dがネットワークにアクセスできなくなる場合があります。システムファイアウォールに関しては、Bonjourを再インストールすれば解決するはずです。経験を積んだユーザーであれば、ファイアウォールの接続ルールを手動で直すことも可能です。

ファイアウォールに関する一般情報

現世代の全てのオペレーティングシステムには、デフォルトで、ファイアウォールソフトウェアが装備されています(「パーソナル」または「デスクトップ」ファイアウォールとも呼ばれます)。このソフトウェアは、ネットワークトラフィックをモニタリングし、未知のネットワーククエリを遮断します。そのため、ファイアウォールは、新しくインストールされたソフトウェアがアクセスを「許可されている」こと(そして、逆に、そのソフトウェアにアクセスすることも許可されていること)を知っている必要があります。

ファイアウォールの種類:

WindowsやmacOSにデフォルトで装備されているファイアウォールは、それぞれのオペレーティングシステムと一緒に自動的にインストールされます。
AntiVir、Kaspersky、Zomealarm、Agnitumなど、第三者によるファイアウォール。

ローカルコンピュータにアクセスできない

問題: Team Renderサーバが、「ローカルマシン」と名づけられた自分のレンダークライアントにアクセスすることができないという状態が起こる場合があります。原因として考えられるのは、ファイアウォールによって、そのコンピュータ自体へのアクセスが阻止されているということです（その代りに、外部コンピュータからのアクセスを許可することができます）。Cinema 4Dは、「localhost」またはIP 127.0.0.1.へとアクセスすることができません。

ソリューション: ファイアウォール設定を確認してください。

クライアントコンピュータにアクセスできない

問題: Team RenderサーバのTeam Renderマシンリストに同じネットワークにあるコンピュータが表示されない。

ソリューション1: （マシンを追加...コマンドを使って）手動で入力されたIPアドレスやホストネームは無効です。これらが正しいものであることを確認してください。

ソリューション2: レンダークライアントのファイアウォールが接続を阻止しています。ファイアウォールの設定を確認してください。

問題: レンダークライアントがグレー表示になっている（不適切なビルド番号）

ソリューション: レンダークライアントのソフトウェアバージョンがサーバのものと異なっています（R15 R15.037ではなくR15.024になっているなど）。レンダークライアントのソフトウェアバージョンをアップデートしてください。

問題: レンダークライアントが応答しない（「応答なし」）。

ソリューション: レンダークライアントのファイアウォールが、外部接続または自分のファイアウォールの内部接続を阻止しています。ファイアウォール設定を確認してください。

問題: セキュリティトークンが正しくない/修正されている。

ソリューション: レンダークライアントのセキュリティトークン（一般設定/レンダラー/Team Render）が変更されている可能性があります。セキュリティトークンを確認して再認証してください。

レンダークライアントがレンダリングしない

問題: レンダークライアント（緑）がTeam Renderに定義されているのにレンダリングしない。

ソリューション 1: レンダークライアントのソフトウェアバージョンがサーバのものと同じであるかどうかを確認してください。さらに、それぞれのコンピュータ全てに、全てのプラグインがインストールされている必要もあります。

ソリューション 2: まれに発生する同期の問題の場合、障害情報が表示されることがあります。レンダークライアントはそれにかかわらずレンダリングします。

その他

•ユーザー自身のファイアウォールを設定した場合、Bonjourが使用しているUDPポート5353が使われていないことを確認してください（Windowsのファイアウォールの場合、Bonjour Print Servicesがインストールされると自動的に行われます）。

SSDPサービスを使う場合(ローカルネットワークにサービスを通知参照)、UDPポート1900がフリーになっていることを確認してください。
NET Renderと同様、Team Renderにも次の事柄が適用されます。使用される全てのプラグインが、レンダリングに使う全てのコンピュータにインストールされてなければなりません。異機種環境のネットワークを使う（PCとMacを同時に使う）場合は、レンダリングエラーを起こしやすいアニメーションをベイクしておくと良いでしょう。
•ネットワーク上を行きかうバケット（レンダリング中に表示される小さな正方形）が大量に生じた結果、ファイアウォールによって「フラッド攻撃」の警告が発せられることがまれにあります。その場合、ファイアウォールを次のように設定してください。
•レンダークライアントが実行されているコンピュータにダイナミックIPアドレスが適用されている場合、これらのアドレスは変更される可能性があり、その場合、Team Renderマシンリストには、「原因不明のエラー」というコメントと共に表示されます。コンピュータをダブルクリックして、表示されたプロンプトに正しいIPアドレスを入力してください。
•もし、サーバーがインストールされたパスの名前が変更になった場合（かつサーバーが起動した状態で）、認証されたクライアントは有効でなくなります。再認証は失敗します。この場合、ディレクトリを削除して、再インストールしてレンダークライアントを再接続してください。