頂点ウェイトを記録

頂点ウェイトを作成するには、まずポイントモードかポリゴンモードに切り替え、頂点ウェイトを指定したいポイントかポリゴンを選択して下さい。そして「選択 / 頂点ウェイトを記録」コマンドを選択して下さい。

この機能は、デフォーマを使ってポリゴンを変形させるときに非常に有効です。頂点ウェイトを使うと、デフォーマの効果をポイント単位で、しかも精密に制限できるからです。例えば、ポリゴンに含まれる一部のポイントの値を100%に指定し、他を0 %に指定し、デフォーマを適用すると、100%に指定した部分だけが変形します。そして、50%に指定した部分は半分変形します。

頂点ウェイトを指定すると、ポイントの色が頂点ウェイトの値を表すようになります（また、エディタをグーローで表示している場合には、ポリゴンにも色が表示されます）。ここで、黄色は頂点ウェイトの値が100%であることを表し、赤は0%を表します。頂点ウェイトはオブジェクトマネージャにタグの形で表示され、これを選択している時にだけ色が表示されます。

値

「値」は、頂点ウェイトの値を指定します。

モード

「モード」は、「値」で指定した頂点ウェイト値の働きを定義します。「セット」を選択すると、「値」で指定した値が、そのまま選択したポイントの頂点ウェイト値になります。「加算」を選択すると、この値が、現在の頂点ウェイト値に加算されます。「減算」を選択すると、この値が、現在の頂点ウェイト値から減算されます。

デフォーマを使ってポリゴンをスムーズに変形させるためには、頂点ウェイトの値もスムーズに指定する必要があります。その結果、頂点ウェイトを表す色も黄色から赤にスムーズに変化しています。:

四角形の手前の列の頂点ウェイト値が100%、2列目が50%、奥の列が0%になっていて、頂点ウェイトの値がスムーズに変化しています。

頂点ウェイトは、オブジェクトに対していくつでも設定できます。たとえば、足を太もも、ふくらはぎ、足首と領域を分けることができます。

頂点ウェイトはオブジェクトマネージャにタグの形で表示され、これを選択している時にだけ色が表示されます。そして、表示されている頂点ウェイトだけ編集できます。頂点ウェイトを記録の設定は、選択ポイントに新しい値を適用するのに使います。

オブジェクトマネージャでの頂点ウェイトタグ