Allplan
このオプションをオンにすると、オブジェクトマネージャで選択されたオブジェクトのみインポートされます。このオプションをオフにすると、すべてのオブジェクトがエクスポートされます。
この機能を理解していただくために、このオプションがオフの状態だと何が起こるのかをまずご説明します。このオプションがオフの場合、ポリゴンはその内部でまず三角ポリゴン化され、そして四角ポリゴン化されます。これはつまり、全ての非平面四角ポリゴンは三角ポリゴンに変換されますが、平面四角ポリゴンはそのまま四角ポリゴンで維持されます。結果として、全てのポリゴンを三角ポリゴン化するよりもポリゴン数が少なくなります。
もしこのオプションをオンにすると、平面四角ポリゴンを含む全てのポリゴンが三角ポリゴンに変換されます。一般的にこの場合は、ポリゴン数が多くなります。
通常は、最適化はオンの状態にしておいてください。これはファンクションメニューにある最適化コマンドと同じ働きをします。これによって、同じ位置あるいは近くにあるポイント同士が、ひとつのポイントに併合されます。これは結果としてAllplanのメッシュに関する問題を防ぐことができます。「許容範囲」の値では、併合させるポイント間の近さの度合いを定義できます。
不正なポリゴンは、Allplanにおいて問題を引き起こす場合があります。ですからこのオプションはオンの状態にしておいてください。「不正なポリゴン」とは、ポイントが直線の状態で並んでいるポリゴンのことです。このオプションが、不正なポリゴンのポイントを少し移動させて、直線にならないようにします。
通常は、はじめから「不正なポリゴン」を作成しないようにしてください。
Allplanで使用するオブジェクトの色を、Cinema 4Dで使用した色と同じにしたい場合は、このオプションをオンにしてください。オフの状態にすると、オブジェクトにはRBGカラーの値125, 125, 125 が割り当てられます。
以下に挙げる色が使われます:
オブジェクトにマテリアルを適用している場合: カラーチャンネルで定義された色
オブジェクトにマテリアルを適用していない場合: 属性マネージャの「オブジェクトの属性タブ」で定義された色
この設定をアクティブな状態にすると、結果としてより小さなファイルサイズになります。ただしこのファイルは、最新のAllplanソフトウェアを使う場合に限り開くことができます。
この係数は、外部フォーマットのインポートまたはエクスポート時にCinema 4D内の多くの場所に表示されます。したがって、この係数がインポート機能に表示されている場合に「エクスポート」という用語が使用されていても驚かないでください(この係数についてはここで詳しく説明します)。
この係数により、インポート/エクスポート時にファイルをスケールできます。つまり、このファイルに保存されている実質的に全ての関連数値、または保存される数値は、この係数が乗算された後で保存されるか、または読み込み時に解釈されます。
右側の単位は、インポート/エクスポート時の次の操作を定義します。
- インポート ファイルに保存されている数値を現在のCinema 4Dの単位に変換する方法。例: X値1がファイルに保存されており、フィートを定義すると、Cinema 4DではこのX値は30.48 cmに変換されます(Cinema 4Dでデフォルトセンチメートルが定義されている場合)。
- エクスポート 数値をファイルに保存する方法。例: Cinema 4DでX値が100 cmに設定されているとします。エクスポートでフィートを定義すると、エクスポートされるファイルには数値3.281(1メートル= 3.281フィート)が保存されます。
単位とスケールの詳細については、プロジェクトスケールセクションを参照してください。
エクスポート中に問題が発生した場合、エクスポート側のプログラムはエラーメッセージを表示して終了します。もしこのオプションをオンにすると、それらのエラーメッセージはテキストファイルとして、Allplanエクスポートファイルの保存先に指定したディレクトリに保存されます。そのログファイルには、問題を引き起こしているエッジのポイント番号などの詳細が含まれます。
Allplanエクスポートの仕様上の制限
オブジェクトをエクスポートする場合には、以下に挙げる仕様上の制限があります:
Allplanでは、これらの最大値によって各オブジェクトが制限されます:
ポイント数: 10,922
エッジ数 : 32,767
ポリゴン数: 8,181
オブジェクトのポイント数やポリゴン数を調べたい場合には、「構造マネージャ」(ウインドウ / 構造マネージャ)あるいは「情報(オブジェクト)コマンド」(オブジェクトを右クリックすると現れるコンテクストメニューから、情報(オブジェクト)を選択)で確認することができます。
「情報(オブジェクト)」コマンドには利点があります。ここで表示されるカッコ内の数字は、オブジェクトが最終的に細分化された場合に、実際にエクスポートされるポイント数やポリゴン数を意味しています。
例えば、サブディビジョンサーフェイスの内側にオブジェクトを置くと、サブディビジョンサーフェイスはそのオブジェクトを細分化してなめらかにします。この処理によってポイント数、エッジ数、ポリゴン数が大幅に増加します。これを認識しておかないと、オブジェクトがAllplanの制限値を超えてしまうかもしれません!
そのような場合は、「レンダリングでの分割数」の値を小さくしてみてください(例えば「 2 」など。
また、2つ以上のポリゴンで共有するエッジの使用は避けてください。そのようなエッジはエラーメッセージを引き起こす原因となります。
Allplanにファイルをインポートする
Allplanにファイルをインポートするには、次のいずれかの作業を行ってください:
Allplanにおいて、Cinema 4D XML file (File menu)をインポートする。
エクスプローラからAllplanに、ファイルをドラッグドロップする。