出力情報

この設定は、主にスクリプト/XPressoで参照されるものであり、各動作を実行するために使用されます(例えば、If タグ付きオブジェクトが100ピクセルを超えて右にドラッグされると、thenオブジェクトXは位置Yに設定されます)。

最初の3つのオプションは任意で有効にすることができます。Xpressoによる支援により様々なオブジェクトを選択でき、あるいはハイライト表示することなどが可能になります。

右マウスボタンを使用

このオプションを有効にすると、右マウスボタン(RMB)を制御に使用できます。デフォルト設定では、この機能はオブジェクトをカメラの視野の方向に動かします。

タグは、以下に記載する全ての設定を参照する他、次のタブの設定も参照します。

オブジェクトの選択状態

XPresso/スクリプト経由でも定義できるこのオプションは、タグ付きオブジェクトの選択状態を出力します。

オブジェクトのハイライト状態

XPresso/スクリプト経由でも定義できるこのプションは、ハイライト状態(カーソルが上に重なるとオブジェクトの輪郭が白くなる)でタグ付きオブジェクトを出力します。

オブジェクトの制御状態

このオプションは、制御状態を出力します。これは、タグ付きオブジェクトがクリックされた場合(そして制御済みの親オブジェクトにより階層構造の一部として「引きずられない」場合)にのみ、論理的に真となります。

マウスボタン

どのマウスボタンをタグ付きオブジェクトの制御に使用するかを出力します。オプションを出力するには、前述の右マウスボタンを使用オプションを有効にする必要があります。

X マウス[-2147483648..2147483647]

Y マウス[-2147483648..2147483647]

これらの値は、カーソル位置をビューポートにピクセル単位で出力します。これは、例えば、ビューポートの左上に置かれるオブジェクトに対する操作を制限するなどに使用できます。

ペンの筆圧[0..+∞%]

グラフィックスタブレットを使用する場合、この設定は0%(軽いタッチ)から100%(強いタッチ)までの筆圧を出力します。これは、例えば、強く押された時のみ選択できるようにする等を定義するために使用されます。

ペンの傾き[0..+∞%]

グラフィックスタブレットを使用する場合、この設定は0%(タブレットに垂直)から100%(タブレットに平行)までのペンの角度を出力します。

ペンの角度[-∞..+∞°]

グラフィックスタブレットを使用する場合、この設定はペンの角度を出力します。例えば、時計の文字盤において、は12時となり90°は3時になります。

マウスホイール[-∞..+∞]

制御中にマウスホイールを回すと、各値が出力されます。ホイールを正転させると値が増加し、逆回転させると値が減少します。値の変化の精度は、使用するマウスの種類に応じて異なります。

X ピクセル数[-2147483648..2147483647]

Y ピクセル数[-2147483648..2147483647]

これらの設定は、現在のカーソル位置からX(水平)ピクセルとY(垂直)ピクセルにおけるマウスクリックの位置までの距離を出力します(例 2も参照)。

マウス移動[-∞..+∞]

この設定は、現在のカーソル位置からマウスクリック位置までの距離を出力します。

オブジェクトデータ[XYZ ]

この設定は、マウスボタンが押された時点からのオブジェクトにおける実際の変化を出力します。この値は、他の値のようにピクセル単位で出力されず、3D空間のベクトルとして出力されます。制御可能にオプションを無効にしたままオブジェクトを移動させたとします。タグ付きオブジェクトをクリック+ドラッグすると、オブジェクトデータ値はオブジェクトが標準的に移動する距離になります。これらの値がXPresso/スクリプトを経由して別のオブジェクトに割り当てられると、そのオブジェクトは基本的に遠隔制御されます(すなわち、本マニュアルで後述する代理機能を使用する場合と同じ)。