全般

有効にする

このオプションをオフにすると、タイムラインで時間が実行中であっても、ダイナミクスは全体的に無効となります。ダイナミクスオブジェクトの動作は停止します。このオプションをオンにすると、その時点からシミュレーションが続行されます。

スキップフレームをオフ

ビューポートに表示されるオブジェクトの位置がダイナミクスによって計算されている間に、タイムライン内で前後に行き来する場合、一時停止を余儀なくされることがよくあります。このオプションをオンにすると、タイムライン沿いの別の位置へ移動するときに、ダイナミクスによる計算は行われなくなります。このため、アニメーションをはるかに処理やすくなります。このオプションは、レンダリング結果には影響しません。

時間スケール[0..+∞%]

MoGraphダイナミクスはBulletエンジンに基づいています。このため、単位によっては、このエンジンに適合する単位にCinema 4Dで変換する必要があります。これは、時間スケールなど複数の要素を用いて行われます。値を1前後にすると、スローモーションやコマ落としのダイナミクスシミュレーションを作成できます。しかし、極端な値にすると計算に狂いが生じます。この場合は、フレームあたりのステップ数の設定値を大きくすることにより、ある程度埋め合わせることができます。

なお、時間スケールの値を変更すると、得られる結果は異なります。ダイナミクスシミュレーションには、計算に狂いが生じるという問題がつきまとうからです。

ヒント:値を0にすると、ダイナミクスの影響を無効にできます。この値は、後で (ダイナミクスシミュレーションの影響を再度及ぼすときに) 別の値に変更できます。ダイナミクスが無効の間に、エレメントの周囲でカメラをアニメートする (移動させる) と、ハリウッド映画やCMで有名なBullet Time® 効果をシミュレートできます。
Bullet Time® は、Warner Bros. Entertainment, Inc.の登録商標です。

重力[-∞..+∞m]

デフォルトの重力を設定できます。

この重力は、重力モディファイアでも設定できます。このパラメータは、面白い効果を作成するときに用いると、空間的に制限をかけられるという点で便利です (線形速度しきい値のサンプル画像を参照)。この場合は、このパラメータを0に設定する必要があります。

密度[0.00..+∞]

MoGraphダイナミクスの影響を受ける全てのクローンに適用する標準密度を設定できます。また、この密度をオブジェクトレベルで設定する場合は、使うパラメータの説明を参照してください。

空気密度[0.00..+∞]

このパラメータは、エアロダイナミクスと共に機能し、基本的に、空気摩擦設定と上昇設定のためのプロジェクト全体を対象とする倍率です。値が大きいほど、空気密度が高くなります。値を0にすると、効果が全て無効となります。