モーショングラフィックストレーサオブジェクト

トレーサは、内部的にスプラインを作成します。ですから、トレーサをスプラインの代わりに使うことができます:

上図のスイープオブジェクトのようなジェネレータ

スプラインエフェクタなど

トレーサは、パーティクルあるいはオブジェクトの頂点の動きをトレース(追跡)して、それらの軌跡から、各スプラインを作成します。また、オブジェクトマネージャのファンクションメニューにある編集可能にするコマンドを使用すれば、トレースオブジェクトをスプラインに変換できます。そしてまた、エディタビューにおいて単にインタラクティブに「トレースされるオブジェクト」を動かして、それによってスプラインを作成することもできます。

トレーサは、動いているオブジェクトのフェーディングトラックの作成に適しています。この手順は下記のとおりです。

トレース対象とするいくつかのオブジェクト (クローン、パーティクルなど) をアニメートし、対応するジェネレータ (クローナーオブジェクト、エミッタなど) をトレーサで関連付けます。

クローナーオブジェクトと併用する場合は、トレーサの設定において、クローナーを操作近接のクローンまたはクローンのクローンに設定してください。これにより、各クローンのパスが記録されます。

制限終了点からに設定し、シーンに適したの値を設定します。MoGraphに関して必要な手順は以上です。

対応するプロファイルのスプライン (円形など) を含むトレーサを、スイープに配置します。これにより、軌跡のジオメトリが生成されます。

時間の経過とともに軌跡をフェードアウトさせるには、有効なアルファチャンネルでマテリアルを作成します。テクスチャにグラデーションシェーダを読み込みます。タイプ2D - 縦(V)に設定します。グラデーションの白黒を反転させると、フェードアウト効果が得られます。(軌跡の色は発光チャンネルで最適化できます。カラーチャンネルは無効にすることができます。)

トレーサによって、パーティクルの軌跡のフェードアウト効果が得られます。
ヒント:トレーサは、アニメーションでレンダリングした場合のみ正しくレンダリングされます。静止画の場合、予期しない結果になることがあります。